きらさブログ
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うさぎの病気

我が家のウサギがソアホックに!原因と対策・治療方法・治療費・治療期間

我が家で飼っているうさぎ(4歳・オス)がソアホックになりました。

今回は、ソアホックについて、ソアホックになった原因と思られる事、対策・改善したところ、実際に行った治療方法、治療期間、治療費用などをまとめてみました。

 

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うさぎのソアホックとはどんな病気なの?

ソアホックとはうさぎの足裏(後ろ足)に起こる皮膚炎の事です。

うさぎの足裏には、肉球がなく体の毛より少し硬めの毛で覆われています。

その為、床からの衝撃を受けやすく、足裏の被毛が薄くなり、ソアホック(皮膚炎)になりやすいのです。

また、運動不足、爪の伸びすぎ、ストレス、老齢、肥満、先天的なもの(生まれつき足裏の毛が薄い)なども原因とされています。

症状としては、足裏の毛が抜けて発疹が見られます。

悪化すると、足裏の皮膚が厚くて固い白いタコのようになり、炎症を起こし、赤くただれ、潰瘍ができてしまいます。

痛みがあると、落ち着かなくなったり、足を引きずったり、また、歩けなくなったりします。

治りにくく、治療に時間がかかりますので、ソアホックにならないよう予防が大事になります。

 

ソアホックになった我が家のうさぎの場合

ソアホックがわかった時の状況

朝起きて、ふとうさぎのケージを見ると、何かを落ちているのを発見。

すぐに、折れた爪だとわかりました。

長さは1㎝ほどあります。

どこの指の爪が折れたのか、出血していないか、足の裏を確認すると

足裏のかかとの部分の毛がない事に気づきました。しかも両足。

「もしかしてソアホック?」と思い、すぐに動物病院に連れて行きました。

動物病院での診察

診断はやはり、ソアホックでした。

しかも、最近できたのではなく、恐らく結構前からじゃないかと先生から言われました。

また、うさぎのソアホックは、なかなか治りにくいので、治療には長時間かかるという説明もうけました。

まさか、我が家のうさぎが「ソアホック」になるなんて。。。しかも気づいてあげれなかった。かなりショックでした。

かかとの部分の毛が無くなって、そこに体重がかかり負担となり、タコになっている状態でした。

赤くただれている事もなく、痛がって歩かないという事もありませんでした。

ただ、このまま放置していると、潰瘍になったり、ひどいと骨の方まで進行していくこともあるので、「とりあえず抗生剤を飲んで様子を見ましょう」と言われました。

抗生剤は、7日分いただきました。

後は、飼育環境の見直しをしてくださいとの事。

先生からのアドバイス

●ケージの床材を柔らかい素材に変える。牧草を敷きつめたり、切った段ボール(段ボールを食べる子は×)などを敷く。

●足ダンをするようなら、ストレスも考えられるので、ストレスフリーの環境を作ってあげる

●爪の伸びすぎに注意すること

とにかく、足裏にこれ以上負担がかからないようにする事が大事だと言われました。

 

とりあえず、床材について、うさぎ専門店へ行って相談をしてみる事にしました。

うさぎ専門店でのアドバイス

うさぎ専門店の方にソアホックになったこと・症状を伝えました。

症状(足裏の状態)から、かかとに負担がかかっている状態で、飼いうさぎにはよく見られるとの事でした。

うさぎ専門店の方からの説明によると、

野生のうさぎは、土の上を歩いたり走ったりしているので(柔らかい土)、しっかりと足裏をつけて歩いたりすることができます。

手でうさぎの足裏を再現してみました。

 

一方飼いうさぎの方は、硬いフローリングや床材の上を常に歩いているので、爪があたり足裏全体をつけて歩くことが困難になり、かかとだけに負担がかかりやすい歩き方になります。

手でうさぎの足裏を再現してみました。このように、床材が固いと爪等があたり、かかとに重心がかかるようになります。

 

かかとに負担がかかると、かかとの毛が抜けて、タコになりやすい、との事でした。

床材はプラスチック製よりも金網タイプがいいとのことで、早速家に帰って金網タイプの床材に変更しました。

ソアホックになった原因と対策(改善したこと)

①床材を金網タイプへ変更

今まで、床材はプラスチックのすのこを使用していました。

このタイプが足裏に負担がかからないのではと思い、ずっとこちらのタイプを使用していましたが、うさぎ専門店のうさぎのケージも、使われていたのは、金網タイプの床材でした。

金網タイプの方が、確かに、しなりがあります。

金網タイプは以前に購入していたので、すぐに変える事にしました。

②爪は動物病院で切ってもらう

我が家では、2匹のうさぎを飼っています。

1匹がソアホックになったので、もう1匹も爪切りを兼ねて動物病院で診てもらいました。

結果、もう1匹の子は、ソアホックにはなっていませんでした。

2匹は同じケージ・同じ床材を使用していました。

 

2匹の違いは、もちろん生まれつき足裏の毛が薄いなど個体差も考えられますが、爪の長さにありました。

ソアホックになっていない子は、抱っこが苦手で暴れるため、いつもペットショップか動物病院で爪を切ってもらっていました。

ソアホックになったうさぎは、抱っこさせてくれますので、いつも私が爪切りをしていました。ただ、爪切りもやはり爪を切りすぎるといけないので、爪の先の方だけ切っていましたので、今思えば、爪は長めでした。

今回、ソアホックになり、動物病院で爪切りをお願いした時に、いつも足の毛から爪が見えていたのですが、爪は見えていませんでした。

この足を見た時に、今まで爪が長すぎたんだと、反省しました。

爪が折れたのも、爪が長すぎたのが原因でした。

爪が長すぎたので、足裏全体で歩いたり走ったりする事ができず、かかとに負担がかかりソアホックになったのだと考えられます。

ソアホックになっていないうさぎは、いつもペットショップか動物病院で切ってもらっていたので、爪は短く、ソアホックになったうさぎは、私がこわごわと切っていたのでいつも爪は長めでした。

今回、ソアホックになった原因の1つに爪の長さもあったのだと考えられます。

 

 

また、他にもソアホックにならないよう、日頃からの予防も大事になってきます。

足裏が濡れないようにする 排泄物が足裏について濡れたり、またこびりついて汚れないように、衛生的な環境にしましょう。
肥満に気をつける 体重が重すぎると足裏に負担がかかります。適切な体型の維持ができるようにしましょう。
ストレスをかけないようにする うさぎはストレスが原因で足ダンをすることがあります。後足で力強く足ダンを頻繁に行うことは足裏に負担がかかり、よくありません。

 

ソアホックの治療

約5か月間の通院

1週間後に、また動物病院へ診察に行きました。

ソアホックの状況は変わってはいませんでした。

さらにお薬を2週間分、処方されました。

 

2週間後に、また受診しました。

この時もソアホックの状態は変わらずでした。

その後もお薬(抗生剤)を約2か月間飲ませましたが、ソアホックの状態は変わってはいませんでした。

先生から、このまま抗生剤を飲む治療でもいいですが、レーザー治療に変えてみてはどうかと相談されました。

ただ、レーザー治療は、レーザー治療をやればやるだけ効果があるので、毎日通院してレーザー治療を行なうことが最も有効との事でした。

毎日通院する事は難しかったのですが、週に2,3回を目安に通院する事にしました。

 

その後もレーザー治療を約3か月続けました。

(レーザー治療はトータル27回照射しました)

が、ソアホックの病状は、特に良くも悪くもなっていない状況で、若干良くなったかなーという程度でした。

私も、通院が難しくなったこともあり、先生と相談して少し治療をやめて、様子を見ることにしました。

 

レーザー治療の効果があったのかどうかはわかりませんが、治療をやめて悪化していけば、レーザー治療が効いていた、ということになります。

 

治療にかかった費用

通院している5か月間で、

  • 診察料
  • 内服薬
  • 爪切り
  • 調剤処方料
  • レーザー治療

など、トータル89,590円、費用がかかりました。

1か月目 通院1日 4,560円(診察料、内服薬1週間分)
2か月目 通院2日 14,850円(診察料、内服薬14日×2回)
3か月目 通院1日 12,210円(診察料、爪切り代、内服薬28日分)
4か月目 通院6日 15,070円(診察料、レーザー治療×6回)
5か月目 通院12日 23,760円(診察料、レーザー治療×12回)
6か月目 通院9日 19,140円(診察代、爪切り代、レーザー治療×9回)

レーザー治療は5回までは1,500円、10回目以降は1,000円でした。

ペット保険は未加入でした。

ちなみに、動物病院の受付の方に保険適用か聞いたところ

病院受付
病院受付
保険の内容にもよるけど、たぶん保険適用の治療になると思います。

との事でした。

もちろん、我が家の場合は、今から加入しても今回のソアホックは、加入時点で治療中の病気になりますので対象外になります。

ペット保険は、最初の1年間は加入していたのですが、その後は未加入でした。

 

今回の件があり、再度、ペット保険に加入しようか検討しています。

 

※ペット保険についてまとめた記事はこちらから

うさぎにペット保険は必要?加入した方がいいの?動物病院は基本、自由診療のため、病気はもちろん、怪我などの治療に高額な医療費がかかることがあります。 うさぎに限らず、動物は人間の...

 

~追記~ ソアホックが良くなってきました

5か月通院し、あまり変化がみられないまま様子をみていましたが、その2か月後に爪切りもあり、再び動物病院へ行きました。

すると、先生から予想もしていなかった言葉が。

先 生
先 生
ソアホック、良くなってきてますよ。右足の裏はソアホックのところが小さくなってきてますし、左足に関しては全くどこの場所だったかわからなくなってきています。

5か月通院しても改善されなかったので、ほぼあきらめていたのですが、ソアホックが良くなっていました。

しかも先生によると、足裏の毛が以前と違ってボリュームが出てきたとの事。

確認すると、確かに足裏の毛が、前は踏みつぶされた感じだったのですが、今は毛の量が増えてフサフサしていました。

レーザー治療の効果もあったのかもしれませんが、やはり床材を金網タイプに変えたのが良かったのではないかと思いました。

 

実は、うさぎ専門店に行ったときに、気になっていたことがありました。

うさぎ専門店にいたうさぎ達は、どのうさぎも足裏の毛がふさふさしていたのです。

毛が踏みつぶされた我が家のうさぎの足裏とは、明らかに違っていました。

この事もあり、金網タイプの床材の方がいいのかなと思いました。

ソアホックになり改善したこと・対策

●床材を金網タイプへ変更

●動物病院での爪切り

 

今後も、ソアホックに関して、状況が変わりましたら更新していきたいと思います。

 

まとめ

我が家のうさぎがソアホックになったことについてまとめてみました。

ソアホックになり、良くなるまでに7か月間かかりました。

我が家のうさぎは金網タイプの床材があっていたようです。

ソアホックの原因は様々ですが、少しでも参考になれば幸いです。