うさぎは外への散歩は特に必要ありません。
その代わり、部屋の中で毎日遊ばせる(運動させる)必要があります。
今回は、うさぎの部屋んぽについて、部屋の中で遊ばせるときの注意点なども合わせ、お話していきます。
うさぎの部屋んぽ(へやんぽ)とは?

- 【うさんぽ】・・・お外への散歩の事
- 【部屋んぽ(へやんぽ)】・・・室内で遊ばせる(運動させる)事
1日1時間~2時間ほど、ケージから出して、運動させてあげましょう。
サークルなどを利用して遊ばせる
うさぎはジャンプ力があります。
柵を飛び越えないよう、高さのあるうさぎ用のサークルを選びましょう。
サークル内には楽しく遊べるよう、トンネルや、ボール(おもちゃ)などを入れてあげるといいでしょう。
サークルのみでも利用できますが、ケージに取り付けて使用する事もできます。
マットは、滑らず齧りにくい素材のマットを選びましょう。
さきほどのサークルとピッタリサイズのサークルマットです。
撥水加工でおしっこをはじいてくれるので、下に浸みこむ事もなく、床やカーペットを汚しません。おしっこの拭き取りも簡単にできます。
我が家のうさぎも子ウサギの時、このサークル内で遊ばせていました。
サークルだけの利用の時は特に問題はなかったのですが、ケージにサークルを取り付けて遊ばせていた時、体が小さすぎて、ケージの下に潜り込み、よく脱走していました。
ケージに取り付けて使用するときは、脱走しないように注意してください。
部屋の中で遊ばせる

部屋の中で自由に遊ばせる場合、特に注意が必要になります。
狭いケージから解放され、ジャンプしたり、勢いよく走り回ったする事があります。
何かにぶつかったりしないように、注意してください。
ベッドやテーブルの下、家具の裏などにも入り込んでしまいます。
入ってはいけないスペースはフェンスなどでガードして安全対策をしてください。
部屋で遊ばせるときの注意
電気コードを齧る
電気コードを齧って感電する危険性があります。
感電しなかったとしても、飲み込んだ破片が後から体内に影響を与える可能性もありますので必ず受診をしてください
電気コードはガードし、コンセントにもカバーをつけるようにしましょう。
柱や壁紙などを齧る
一度齧ると何度も同じ場所を齧るようになります。
我が家も、柱や壁紙を齧られたことがあります。

サークルなどで壁をガードして齧れないように対策をしましょう。
特に賃貸物件にお住まいの方は、退去時に修繕費を請求される事にもなりますので注意してください。
誤飲・誤食
うさぎは1度飲み込んだものを吐き出すことができません。
マットやペットシーツなど、齧って食べてしまわないように注意が必要です。
観葉植物にも毒性のあるものがあります。
少量食べただけでも中毒症状が出て命にかかわる危険性があります。
タバコや薬も、うさぎが間違って食べてしまわぬよう、目の届かない場所に置くようにしましょう。
高さのあるものからの落下
家具など高い所に上ってしまい、上手く飛び降りる事ができず落下して、骨折したりする危険性があります。
また、ソファーなどに乗り、降りる時に下がフローリングだったりした場合、滑って骨折に繋がったりする場合もありますので注意が必要です。
うさぎを踏みつける
うさぎは足裏が毛で覆われているため、足音がせず、気づかないうちに足元に居たりすることがあります。
踏みつけたり、蹴とばさないように注意してください。
行動範囲が縄張り

縄張り意識が強い子だと、飼い主さんも縄張りの場所に入るとうさぎにとっては、侵入者になってしまいます。
広々と遊ばせてあげるのはいいことですが、自由に部屋全体を遊ばせるのではなく、サークルなどで囲って、うさぎを遊ばせる範囲を決めるようにしましょう。
部屋のあちこちでオシッコをしてしまう
いろいろな場所でオシッコをしてしまう場合には、縄張りの主張や、ストレス、飼い主さんへのアピールなど理由はさまざまあります。
注意深く観察して、原因を探ってみましょう。
縄張りの主張の場合こ、れは本能なので止めさせることはできませんが、オシッコのにおいが残らないよう、拭き取ったり、洗ったりしてしっかり消臭しましょう。
飼い主さんに構ってほしくてオシッコをする場合もあります。部屋んぽの時は、スキンシップを取るなどしてあげてください。
また部屋んぽの時のトイレのしつけとして、オシッコをしてしまったら、ケージに一旦戻すという方法があります。ケージに戻すことを繰り返し、なぜケージに戻されたのかということを理解してくれるようになります。
うさぎをケージに戻すときの工夫
ケージから解放されて自由に遊べる時間は楽しい時間。
なかなかケージに戻りたがらない子もいると思います。
好きなおやつなどでケージまで誘導する方法がオススメです。
また、うさぎの食事時間に合わせて部屋んぽをさせ、ペレットをケージに置いてそのままケージに戻す方法もあります。
我が家はこの方法でケージに戻しています。
まとめ
部屋んぽについて、注意点も含めまとめてみました。
安全な環境を作ることで、危険からうさぎを守る事ができます。
後で後悔しないよう、しっかりと対策をしましょう。