実はうさぎの主食は野菜だと、うさぎを飼うまではずっと思っていました。
でも、野菜はうさぎにとって、あくまでも副食(おやつ)でなければなりません。
与えすぎると、本来うさぎが必要とする牧草やペレットを食べなくなってしまう事があるからです。
では、どのように野菜を与えていけばいいのでしょうか。
今回は、うさぎに与える野菜について注意点も含め、お話していきます。
うさぎの味覚を広げてあげる

飼育されているうさぎは、飼い主さんが与えた食べ物しか食べることができません。
牧草やペレット以外にも、いろいろな野菜や果物などを与える事により、うさぎに味覚の幅を広げていくことが大切になってきます。
食欲不振などにより、牧草やペレットなど普段の食事を食べないときに、お気に入りの野菜などがある場合、その野菜を与える事によって、食欲を取り戻す事に繋がったりもします。
ただし、野菜はうさぎにとってあくまでもおやつなのです。
与える量など、飼い主さんがしっかりと管理する必要があります。
うさぎに野菜を与える時の注意点
野菜だからとはいえ、与え方には注意が必要です。
野菜の栄養成分をしっかり確認しながら、与える量を管理し、また、野菜が偏らないようにしないといけません。
与える量が多かったり、同じ野菜ばかりを与え続けてしまうと、その野菜に含まれている栄養成分を必要以上に多く取り入れてしまう事になります。
今日はにんじん、明日は別の野菜などと、日替わりで与えるのもいいでしょう。
多く与えないすぎない、継続して与えないということが重要なのです。
野菜の与え方

お腹の調子が安定してくる生後3~4ヶ月頃を目安に、葉物野菜から与え始めるといいでしょう。
野菜をよく水洗いした後、水分をしっかり拭いてから与えるようにします。
最初は、様子を見ながら少量ずつ与えていきましょう。
飼い主さんが食べている物など、お裾分け程度でちょっとずつ試してみてもいいでしょう。
また、冷蔵庫から出したばかりの冷たいものをすぐに与えるのではなく、常温に戻してから与えるようにしましょう。
消化不良などお腹の調子を崩すようであれば、すぐに与えるのをやめてください。
食べていい野菜・ダメな野菜

うさぎが食べる野菜として、にんじんなどを思い浮かべる方も多いと思います。
にんじん、また他の野菜にしても、その野菜が大好きな子もいますが、そうではない子もいます。
ちなみに我が家のうさぎは、あまり生野菜が好きではありません。ブロッコリーなら食べるので、たまに買ってきては少量ですが与えたりしています。
うさぎが喜ぶ野菜
- にんじん
- にんじん葉
- 大根の葉
- しそ(大葉)
- かぶの葉
- セロリ
- ブロッコリー
- 春菊
あげすぎに注意する野菜
- キャベツ
- レタス
- 白菜
- きゅうり
水分が多いため、下痢の原因になります。あげすぎに注意です。
うさぎによくない野菜
- ほうれん草(シュウ酸を含むため、腎臓に負担がかかる)
- じゃがいも(でんぷん質を多く摂取すると、細菌量のバランスを崩す危険性が)
- たまねぎ、ねぎ、ニンニク、にら(赤血球を破壊する成分が含まれる)
- 豆類(消化が悪く、毒性がある)
- アボカド(ベルジンという成分が有害)
与えて良いとされている野菜でも、沢山与えすぎない、継続して同じ野菜を与えないという事に気をつけながら食べさせましょう。
まとめ
うさぎが食べる野菜についてまとめてみました。
にんじんなどは、スティック状に切ったり、輪切りにしたり、サイコロ型に切るなど与え方に工夫してみるのもいいでしょう。
また、なかなか入手が難しい、にんじんの葉など飼い主さんが育てているという方もいらっしゃいます。
手作り野菜にチャレンジしてみるのもいいでしょう。