看護助手の仕事って、どんな事をするのでしょうか。
また資格はいるのでしょうか?
私が経験した看護助手の仕事についてまとめてみました。
看護助手は資格がいるの?

看護師とは違い、看護助手の仕事に資格はいりません。
どなたでもやる気があれば、できる仕事になります。
看護師と看護助手の大きな違いは、採血や点滴などの医療行為をおこなう事ができないことです。
いわゆる患者さんに針を刺すような行為はできません。
看護助手は、医療現場の助手(サポート)をする仕事になります。
看護助手の仕事内容
病院により、仕事内容は異なりますが、私が実際に行っている看護助手の仕事をご紹介します。(私はクリニックで働いていました)
診療が始まる前に、医療器具を並べたり、綿棒を巻いたりします。
診療中は、先生に必要な医療器具を渡したり、使用済みの医療器具を洗浄して消毒等を行います。
また、検査が必要な患者さんには、その都度検査を行います。
小さな子供さんの場合、動かないように介助したりします。
採血や点滴などの医療行為以外は、看護師さんと仕事内容はほぼ一緒になります。
看護助手の仕事で大変な事・苦労した事

私の場合、医療関係で働くのが初めてだったので、「清潔・不潔」が全くできていなかった為、最初の頃はよく注意をうけていました。
先生へ医療器具を渡したり、処置の対応など、すぐに慣れるものではなく、看護師さん達につきあってもらい、何度も何度も練習をしました。とにかく数をこなしていきました。
看護師さんの中には、厳しい方もいましたので、人間関係も苦労したこともありました。
最初は、正直こんな仕事できないと思いました。
でも、とりあえず6か月は何があっても続けてみて、自分に合う仕事なのかどうなのか、人間関係も含め、6か月後も同じ気持ちだったら辞めようと思い頑張ってきました。
その後は、人間関係も恵まれた事もあり、仕事も経験をつんでいき、どんな状況も対処できるようにまでなっていきました。気づいたら10年以上働いていました。
私の場合、仕事に慣れて、1人前になるまでに、半年以上はかかりました。
後は、ミスが許されない仕事なので、神経を使います。忙しい時は、体力だけではなく、精神的にも疲れてしまう事はよくありました。
看護助手はやりがいのある仕事?

私が勤めていた病院では、点滴や採血以外は、看護師さんと仕事がほとんど一緒でしたので、そういう点ではやりがいを感じていました。
患者さんに「ありがとう」と感謝されるたび、お役に立てているんだと思え、やりがいを感じる事もありました。
患者さんは赤ちゃんからお年寄りまで、年齢も幅広くいろいろな方がおみえになります。
患者さんとの普段の何気ないコミュニケーションも楽しいものがありました。
また、小さかった子供さんが、いつの間にか中学生・高校生になっていたりすると、親御さんと一緒に成長を見届けているような気分になったりした事もありました。
お給料も一般の事務よりかも多めだったので、それもやりがいの1つでした。
まとめ
大きな病院や働く診療科により、看護助手の仕事内容は異なってきます。
最初は、戸惑う事も多いかもしれませんが、慣れていけば、楽しく働ける職業でもあります。
働いていて病気や薬の事など、いろいろと勉強になる事もありますよ。
