シングルマザーとして、3人の子供を育ててきました。
でも、経済的に現実は厳しいものがありました。
厳しい中でも、家計をやりくりしていかなければなりません。
上手なお金との付き合い方を私の失敗談を含めた経験なども合わせてお話していきます。
家計簿をつけて、毎月のお金の流れをしっかりと把握する

これは、とっても大事なことです。
家計簿をつけるのは、面倒ですよね。
最初は、細目に家計簿をつけていくのですが、だんだんまとめてつけるようになり、気づいたら何か月もつけていない、なんて事になったりします。
家計簿をつけるのは、私の経験上、お金が足りなくなったりしてくると、つけているのが、つまらなくなりやめてしまったりします。
お金がない事に背を向けてしまうんですよね。
これがダメ!なんです。
私は今、子供も独立して金銭的にも余裕が出てきました。きちんと家計簿もつけています。
お金の流れを知ることはとても大事なんだと痛感しています。
これを子育て中にきちんとできていれば、当時ももっと金銭的に余裕があったと、はっきりと言い切れます。
家計簿は、毎日つけなくてもいいんです。
ざっくりと月に1回まとめてつければいいんです。
大まかに分ける項目として
- 住居費
- 食費
- 交際費・レジャー費
- 水道光熱費・通信費
- 服・美容費
- 教育費
- 保険
- 雑費
レシートを取っておいて、この項目ごとにファイル(封筒でもいいです)に分けて入れておきます。
そして、月末(もしくはお給料日の前日)などに、それぞれの項目に分けて計算をします。
家計簿アプリだと簡単に自動で整理してくれます。
私も今は、家計簿アプリの「マネーフォワード」を使って管理しています。
銀行口座を登録しておくだけで、自動で収支してくれますので、アプリを見るだけで簡単にお金の管理ができます。
「マネーフォワード」
銀行口座・クレジットカード・電子マネーなどを連携することで、自動で収支し、毎日の支出を管理してくれます。「自動家計簿アプリ」です。
理想の家計バランス

子供さんがいる家庭の理想のバランスとして
住居費 | 20%~30% |
---|---|
食費 | 10%~15% |
交際費・レジャー費 | 7%~10% |
水道光熱費・通信費 | 7%~10% |
服・美容費 | 5%~7% |
教育費 | 10% |
保険料 | 5%~7% |
雑費 | 3%~5% |
貯蓄 | 15%から20% |
これはあくまでも目安ですが、これが理想のバランスと言われています。
子供が大きくなるにつれ、食費と教育費の他に、意外と光熱費と通信費があがってきます。
その場合、他の項目を節約し、補っていかなければいけません。
大事なポイントとして、通帳の毎月の残高を同じにしていくことです。
なかなか残高がプラスになる事は無いかとは思いますが、マイナスにならないように心がけてください。
クレジットカードの使い方

私の失敗談として、金銭的に追い込んでいったのは、クレジットカードの使い方でした。
その当時、クレジットカードを数枚持っていました。
クレジットカードのポイント欲しさに、光熱費の引き落としから普段のお買い物まで、すべてクレジットカードで支払っていました。
これが間違っていました。
常日頃、お金の管理がきちんとできている人は、クレジットカードを利用してもいいと思うのですが、当時の私のように、欲しいものがあればすぐに、後先考えずにクレジットカードでお買い物をする人は、要注意です。
誤解がないように言っておきますが、クレジットカードがダメだといっているわけではありません。
使い方がとっても大事なのです。
以前の私のように、クレジットカードを何枚も持っていませんか?
クレジットカードは2枚あれば十分です。
もちろん、年会費が無料のカードを選んでくださいね。
その中でも、普段使いのカードは1枚に絞り、上手にポイントを貯めていきましょう。
欲しいものが、すぐに買う事ができるクレジットカード。便利すぎて、使いすぎてしまう可能性が十分あります。
クレジットカードの引き落とし時や、支払い明細を確認した時、「え?こんなに使っていたの?!」とならないように気つけてください。
中には、クレジットカードの支払い明細すら見ない人もいます。
もっとひどい人は、何日にクレジットカードが引き落としされるのか知らない人もいます。
気づいたら、残高不足になって引き落としができていなかった、なんて事になると、クレジットカード会社からの信用もなくしかねません。
クレジットカードの怖いところは、クレジットカードの支払いが多すぎて、現金が残らず、またクレジットカードを使ってしまうという事です。
現金が手元にない不安を毎日過ごしていかないといけなくなります。
経済的に大変なのに、自分でこのようなサイクルを作らないように気をつけましょう。
お支払方法も1回払いが原則です。
月々の支払金額が少ないからとリボ払いや分割払いを選びがちですが、金利が高いので損をしてしまいます。
2回払いまでなら金利がかからないので、大きな買い物をするときは、2回払いまでを心がけましょう。
便利なデビットカード
ちなみに、私は今、クレジットカードではなく、デビットカードを利用しています。
デビットカードとは、支払った金額が口座から即時に引き落としされるカードの事です。
通帳に現金が入っていないと、もちろん使えません。
口座にある残高(普通預金残高)の範囲内でのお支払が可能なため、使いすぎの防止になるのです。(※使える限度額があります)
電子マネーのようにチャージをする必要もありません。
JCBデビットやVISAデビット、マスターカードデビットなどがありますので、JCBやVISA、マスタカードが使えるお店ならどこでも使えます。
もちろん、ポイントも貯まります。
デビットカード | クレジットカード | |
支払い方法 | 即時払い | 後払い |
支払い回数 | 1回払いのみ |
1回払い、2回払い、分割払い・リボ払い・ボーナス払い |
利用可能額 | 預金口座の残高および利用限度額の範囲内 | 利用限度額の範囲内 |
キャッシングなどお借り入れ | × | 〇 |
私は「楽天デビットカード」を利用していますが、今、使われている銀行にもデビットカードを発行しているところもありますので、これもご自分のライフスタイルに合わせて選んでみてください。
楽天デビットカードのいいところは、アプリで簡単にすぐに利用状況が確認できることです。
使いすぎの防止になりますよ。
後、私が、あまりクレジットカードを使わない理由として、自分で使っておきながら、後から引き落としされて、預金の残高が減るのが嫌なんです。デビットカードだとすぐに引き落としされるので、後から引き落としされて残高が減るという心配がありません。(当たり前の話なのですが。)
浪費と消費の違い

私が、できていなかった一番の課題です。
浪費と消費の違い、あなたはわかりますか?
この2つの違いを知ることは、とても大事な事なのです。
消費・・・日々生活していく上で欠かせない出費(家賃・食費・光熱費など)
浪費・・・必要以上の贅沢や、無駄な出費(外食・ブランド品など)
消費<浪費 になっていないですか?
以前の私は、「たまには自分へのご褒美」とか「たまにはこれくらいの買い物してもいいかな」「今買わないと後できっと後悔する」などと、いろいろな理由をつけて、浪費ばかりしていました。消費より浪費の方が多かった月も何度かありました。
浪費がダメ!って言っているわけではなく、今、本当に必要なのかどうかを考える時間を持ってほしいのです。
- 衝動的に買ってしまい、1度も着なかった服はないですか?
- 安いからと着るかどうかもわからない服を買ったりしていませんか?
- 高額なブランド品の鞄、使う機会があまりなく、ずっとタンスの中で眠っていませんか?
もし、心当たりがあるのなら、見直しをしてください。
浪費癖を直せれば、無駄使いをなくす事にも繋がってきます。
今の私は、周りに振り回されることがないよう、本当に必要なものだけを買うようにしています。
私が昔できなかった「お金を守る力」をあなたにも身につけてほしいのです。
まとめ
シングルマザーとなり、自分でお金の管理も1人でやっていかないといけません。
好きなようにお金を使える!のではなく、どのように毎月のお金を使っていくのかを考えていく必要があります。
お金とどう付き合っていくかはとても大事な事なのです。
生活が大変で、お金に関して背を向けたくなるのは、わかります。
が、背を向けていても仕方がないのです。生活が楽になるわけでもありません。
あなたの家計はあなたが守り、管理していかなければなりません。
私も経済面は大変でした。でも必ずゴールはあります。
今を乗り越えましょう!
頑張るシングルマザーさんを応援しています!