きらさブログ
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シングルマザー

シングルマザー(母子家庭)がもらえる手当・児童扶養手当、他

3人の子供(当時小学生)を連れて離婚し、シングルマザーになりました。

元夫からは養育費はもらえずにいましたので、パートの収入と国(県・市)から支給される手当で生活をしていくことになりました。

母子家庭に支給される手当

国から支給される「児童扶養手当」をはじめ、住んでいる県・市町村から手当てを支給されるものなどがあります。ただし、住んでいる県・市町村からの手当ては一部の地域になりますので確認する必要があります。

他にも、母子家庭に関係なく、中学校を卒業するまでの子どもがいる家庭に支給される「児童手当」があります。

私は、愛知県名古屋市に住んでいましたので、4つの手当てが支給されました。

  • 児童扶養手当
  • 名古屋市ひとり親家庭手当(名古屋市の制度)
  • 愛知県遺児手当(愛知県の制度)
  • 児童手当

住んでいる市町村により異なりますが、今回は、私が住んでいた名古屋市の場合の母子家庭に支給される手当についてお話していきます。

 

【愛知県名古屋市の場合、母子家庭に支給される手当】

  • 児童扶養手当
  • 名古屋市ひとり親家庭手当(名古屋市の制度)
  • 愛知県遺児手当(愛知県の制度)

ひとり親家庭(父または母が重度の障害の状態にある場合を含む)及び両親のいない家庭で、18歳以下(18歳に達する日以後の最初の3月31日まで)を養育している方に支給されます。(所得制限あり)

児童扶養手当、名古屋市ひとり親家庭手当、愛知県遺児手当は、同時に受給できます。

【支給対象者】 例として

  • 父母が婚姻を解消(離婚)した児童
  • 父又は母が死亡した児童
  • 父又は母が重度の障害を有する児童
  • 母が婚姻によらないで出産した児童   等

もちろん、シングルマザー(母子家庭)も含まれます。

 

また、所得により、支給される金額が異なります。

所得の算出

前年の所得に、養育費の8割相当額を加算し、適用される各種控除額を引きます。

❶前年(1月から9月に申請される場合は、前々年)の所得

所得は、収入金額とは異なります。

  • 給与所得のみの方・・・給与所得控除後の金額 (源泉徴収票で確認してください。)
  • 自営業の方・・・収入金額から必要経費を差し引いた後の金額

 

❷ 養育費(受給者が父または母のとき)を受け取っている場合

前年中(1月から9月に申請される場合は、前々年中)に実際に受け取った養育費

養育費も所得に含まれますので、注意してください。

 

適用される各種控除額を引いた額が、扶養親族等の数によって定められた限度額未満である場合に、手当が支給されます。

児童扶養手当(国)

児童扶養手当は、国から支給されます。

手当額は所得額に応じます。

(2021年1月現在)

児童人数 全部支給 一部支給
1人目 43,160円

43,150円から10,180円

(所得に応じて10円刻み)

2人目 10,190円

10,180円から5,100円

(所得に応じて10円刻み)

3人目以降

(1人につき)

6,110円

6,100円から3,060円

(所得に応じて10円刻み)

 

所得によって支給される金額が変わってきます。

ここで注意していただきたいのが、私のように子供が3人いたとしても

1人目の金額×3人分、ではないという事です。

例えば、全額支給だった場合、

43,160円×3人分=129,480円

43,160円+10,190円+6,110円=59,460円

子供が3人いても、満額で59,460円しか支給してもらえません。

実は、私も勘違いしていました。手続きをしている時に初めて知りました。

子供3人いても、2人目、3人目は、1人の子供としてみてもらえないの?と、思ったりもしました。

なんか、おかしいなー、と思ったのは私だけでしょうか・・・。

同じ1人としての人間だし、1人目と同じように、2人目も3人目もご飯を沢山食べるし、着るものだっているし、上の子のおさがりを着せればいいのかもしれませんが、そもそも性別も違うし。部活に入れれば、お金もかかるし。ちょっと、悲観的になってしまったりもしました。

でも、あーだこーだ言っていても仕方がないので、ここは気持ちを切り替えて、頑張っていきましょう!

皆さんからの税金で支給されているものなので、支給されているだけでも有難い事なのですから。

 

名古屋市ひとり親家庭手当(名古屋市)

支給期間は、3年間。支給停止の期間も含みます。

児童1人につき
◆全部支給の場合
1年目 9,000円
2年目 4,500円
3年目 3,000円
◆一部支給の場合
1年目 4,500円
2~3年目 3,000円

児童1人あたりの手当金額になりますので、こちらは子供の人数分支給されます。

子供3人の場合は、全額支給の場合、1年目には月額27,000円が支給されます。

これは有難いですよね。

 

愛知県遺児手当(愛知県)

支給期間は、5年間。支給停止の期間も含みます。

公的年金を受けることができる場合は愛知県遺児手当の受給はできません。

 

児童1人につき
1~3年目 4,350円
4,5年目 2,175円

こちらは所得に関係なく、支給されます。

児童1人あたりの手当金額になりますので、こちらも子供の人数分支給されます。

 

手当を継続して受給するには、毎年8月に「所得状況届」を窓口に提出しなければなりません。忘れずに必ず提出しましょう。

認定を受けると、申請した月と同月分から支給されます。支給は2か月に1回となります。

 

申請方法

お住まいの市町村役場(名古屋市の場合は、お住まいの区の区役所の民生子ども課民生子ども係)にて申請手続きをします。手当を受ける方の支給要件や状況などによって、必要書類が異なりますので、申請の前に、窓口で1度問い合わせてみてくださいね。

ちなみに私は、その当時住んでいた、賃貸マンションの契約書が必要でした。

その後も、賃貸マンションへ引越しをしたのですが(住んでいる区が変わりました)、引越しした区で手続きをしたときは、賃貸契約書は必要なかったです。

その時の状況や市町村により必要書類が異なるようです。

 

愛知県は、母子家庭に支給される手当がこのように別途ありますが、住んでいる市町村により、手当は異なります。

必ず、お住まいの市町村に確認をしてください。

 

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中学校を卒業するまでの子どもに支給される手当

中学3年生までの子どもを養育されている方に対して支給される児童手当。

母子家庭だけではなく、日本国内に住所を有する中学校修了前(15歳に到達した年度の3月31日まで)の子ども(外国籍の子どもを含みます)を養育されている方に支給されます。

この児童手当はご存じの方も多いのではないでしょうか。

年齢区分 1人あたり月額
0歳~3歳未満 15,000円(一律)
3歳~小学校修了前 10,000円
(第3子以降は15,000円※)
中学生 10,000円(一律)

所得制限限度額以上である場合は、子どもの年齢区分にかかわらず、子ども1人につき月額5,000円となります。

 

 

結局、母子家庭はいくら支給されるの?

母子家庭に支給される手当は、所得や、住んでいる地域、生活環境により異なります。

名古屋市に住んでいる方限定になるのですが、支給される手当(児童扶養手当、名古屋市ひとり親家庭手当、愛知県遺児手当)と児童手当の額を試算できるサイトがありますので、参考にしてみてください。

ちなみに、私は離婚した年は(前年所得が100万以下)、月にすると8万ほどありました。

(支給されるのは、2か月分だったり、4か月分だったり、手当により支給される月が異なりますので、注意してください)

 

手当をもらうにあたって気をつける事

支給期間が決まっている

支給される手当によっては、期間が定められているものがあります。

1年目、2年目と、支給される金額が、減額されていくものもあります。

1年・2年とすぐに月日が経ちます。1年後、2年後に、支給額がいくらになるのか、予め把握しておきましょう。

 

所得により支給される金額が異なる

所得は、その働いた年により、多少の前後があります。

児童扶養手当は、毎年、金額は見直しされますので、所得により支給される金額も前後します。

収入が増えれば、収入が増えるだけ、減額されます。

悲しい事なのですが、一生懸命働けば働くだけ、支給される金額が減っていくのです。

毎日、朝早くに起きて、子供のお弁当作り。1日仕事して、残業もして、家事もやらなければいけない。

でも、子供の為にと一生懸命働いて。

頑張って働いて、ご褒美がもらえるどころか、国から支給される手当が減らされるなんて。。。

なんか、理不尽な気がしますよね。

でも、児童扶養手当等は、あくまでも、経済支援にすぎないんです。

所得があるから、手当も減額されるのは、当然と言えば、当然の事なのです。

 

経済的に大変なのは、私だけではないのですから。

 

内縁関係ある人はもらえない

母親(または父親)が、事実上の婚姻関係(いわゆる内縁関係を含む)の状態にある場合は、手当は受けられません。親族以外の異性との同居は、原則、事実上の婚姻関係にあるとみなされます。

これも当然と事といえば、当然の事なのですが。

申請の時にも確認されます。

また他にも、支給制限(手当を受けられない場合)になる場合もありますので、詳しくは、お住まいの市町村に確認してみてください。

 

両親と同居している場合、支給されない事も

両親が、現役で働いている場合、手当を受け取れない場合もあります。

両親の所得額が基準を超えなければ、同居していても支給されます。

私も離婚して2年ほど実家で暮らしていました。

父は他界していたので、母だけだったのですが、母は年金暮らしでしたので、低所得でした。

ですので、きちんと、手当は支給されました。

 

親と同居される場合は、支給されるかどうか、同居される方の所得によりますので、確認してみる必要があります。

両親の他に、兄(姉)弟(妹)、祖父母、曽祖父母、18歳以上の子・孫・曽孫も含まれます。

 

まとめ

母子家庭の人が支給される手当について、愛知県名古屋市を例にお話してきました。

私が支給されていた時の額と、今支給されている額を、照らし合わせてみたのですが、今支給される額の方が、多少ですが減額されていました。

私も、当時、区役所の担当の人に言われていたのですが、「手当もこれからは減額される一方です。大切なのは、自分で自立して、生計をたてること。」

これからも、減額されていくと思われます。

それでも、支給されるだけ本当にありがたい制度です。

市町村により、支給される手当が異なりますが、手続きしないともらえないものですので、手続きをし忘れることがないようにしてください。

 

私は3人とも子供が成人しましたが、15年間、頑張ってきました。

今、大変だと思いますが、ゴールは必ずあります。

シングルママさん、負けないで!

乗り切っていきましょう!